会社を辞めて転職を活動をする場合には、できるだけ早く希望の会社に再就職をすることが目標となるでしょう。これができればいい転職ということになります。一方、いつまでも転職先が決まらず時間がどんどん経過してしまったり、希望していたような会社に転職できず妥協する結果になったり、資金が底をついて本格的な転職活動が続けられず結局アルバイト生活が始まってしまうというような事態になった時は転職活動は失敗だった、ダメな転職活動だったといえるでしょう。転職活動を成功させるには、反面教師にするためにもダメな転職活動を理解することが大事です。 結果的にダメな転職活動になってしまう理由はいくつか考えられますが、大きな要素の一つとして転職理由が後ろ向きという点が挙げられます。例えば、前の会社がいやになったから等の理由です。面接でそういったことを言葉にすることは避けていたとしても、自然に雰囲気に出てしまう可能性があるでしょう。転職について前向きな理由を見つけ、その理由を突き詰めて考え、自分のものにすることが必要でしょう。
ダメな転職活動をしてしまうもう一つの理由として、自分の能力が信じられず自信がないという点が挙げられます。転職の動機はポジティブなものだったとしても、それが実現できるかどうか自分自身が信じ切れない状態で転職活動をしていれば成功は難しいでしょう。具体的には、自分の可能性を広げるために会社を辞めて転職活動をしてみたが、いざ始めてみると自分の能力が普通レベルだということに気付いてしまい、自分をアピールすることに遠慮がちになるというようなケースが考えられます。 自信を失うと回復するのは難しいですが、そういった場合には、転職活動に関する考え方を変えてみるといいでしょう。転職活動は、常に会社側がオーディションして一番いい人を採用するのではなく、企業と人が出会ってお互い知りあって縁があれば入社することになる、と考えるのです。そうすることによって、過度に自分の能力の相対評価を気にすることなく自分自身を自然にアピールできるようになるでしょう。それが、ダメな転職を卒業し、いい転職に繋がっていくはずです。